男性にもある更年期障害は、女性の場合と原因が違っているのかもしれません。 特に更年期という年代は、ストレスにさらさられ続けています。 ストレスにさらされ続けるとノルアドレナリンという物質が出て不快な気分になります。
その不快な気分を和らげるために、セロトニンというものが消費続けられて間に合わず、気分が落ち込んだり気が沈んでしまうということになるという状態が、更年期からのうつという状態と言えます。
また、男性の更年期のうつという状態は、たんぱく質の不足といった脳の栄養失調が関係しているという説もあるようです。 女性とは、別の発症の仕方をしているようです。 プロテインなどの筋肉を増強する物質が不足することも関連性がありそうです。
この時期は、仕事に追われ運動不足にもなりやすいので、身体的に疲労がたまり易い状態となります。 仕事上でのミスや、ストレスのはけ口もない状態では、自信喪失となりうつの状態となります。
社会の中で男性は家族のため仕事中心に生きています。 ちょうど発症しやすい年齢の時期に定年退職を迎えます。 退職した後の生活は、どんな暮らしなのでしょう。 男性は女性と違って家事をするわけでもなく、定時に起きる必要もなく生活そのものがだらだらとなってしまいがちです。
生活の目標もなく、今日から一体何をすべきかということもありません。 男性が送るこのような生活では脳も活性化されることもなく、ますますうつになりやすい状態となってしまいます。
その上、奥さんがパートに出ていたりすると、男性は邪魔者扱いされがちとなります。 退職してからも、目標を見つけて生きがいを見つけ出し、趣味を持つことが、男性が発症することを防止することかもしれません。 また、家族の理解と支えが必要なこととなります。