更年期とうつは関係はあるの?

女性の60~70%の方が症状有り

更年期とはどんな症状のことを言うのでしょうか。 以前は、女性特有の症状と言われていたようですが、現在では男性でもあると言う事がわかりました。 一般的に言われている更年期障害ですが、特に女性ホルモンは、脳神経に影響するそうです。

従って卵巣機能が衰えて女性ホルモンが急激に減少する更年期は、心も傷つきやすくなっているということになります。 女性のうち60~70%の人が何らかの症状を訴えており、その中でもうつ病らしいとい人も多いものです。

それに加えて発症しやすいような年齢になると、子供の独立、夫の単身赴任、転勤、退職などという環境の変化もストレスの原因となります。

2つのうつ病の区別

うつ病には、更年期という時期で環境・身体・精神の因子が相互に重なりあって引き起こすものと、ホルモン変調による更年期障害から不安・不眠などの精神神経系統から発症ものがあります。

そして、この二つのうつの区別は難しいとされています。 更年期障害の一つのうつと思って、見落としているということもあり、治療が遅れてしまいます。 うつは心の風邪とも呼ばれていますので、早期に発見することが大切といえます。

更年期は誰にでも訪れますが、その症状を訴える人は、統計からみると、几帳面で完璧主義な性格の人、真面目な人ほどうつの症状になってしまいます。 うつの状態が精神的なものより、身体的な症状として現れる仮面うつ病というものもあるようです。 もし該当するようなら、婦人科だけではなく精神科で受診することもいいでしょう。

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